老兵も老猫も死せず、まだしばらく生きるみたい

      痙攣発作はけろりと忘れてベランダの
      雪を舐めに出るミミ      
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      まだ長生きしそう、と獣医から保証されたミミ
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      危なっかしい姿勢で水道蛇口の垂れ水を飲みたがるミミ
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      雪景色のなかで椿の紅色が映える
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2月23日 (日)     曇り   8度
2月5,6日と二日にわたり、痙攣をおこして倒れたミミ
は、水分補給と抗生物質の注射を施した後、徐々に
元気を取り戻して、5日も経過すると、倒れる前の平常
の生活へ戻ってきた。
一時、飼い主の膝へ上って居間を見渡すことが出来な
くなっていたが、回復とともに膝上に上がり、TVを見た
り居眠りをして過ごすようになった。
しかし、発作事故以後変わってきたこともある。
(1)以前は、糞は1日1回ちゃんとしていたのだが、
最近20日間では、2日に1回が習慣になっている。
当初心配したが、糞詰まりを起こしている様子では
ないので、食事の量が少なくなったせいだろうと
判断している。
(2)糞や小便をトイレ内で始末出来ない回数が増え
た。つまり。トイレの寸前に糞を残したり、小便をトイ
レ用砂容器の外(尻部が枠の外)へしている頻度が
増えた。
4回の痙攣が排糞・排尿コントロール機能を弱めた
のかも知れない。
(3)これまで使ってきた水飲み用の器の水を飲まな
くなり、洗面所の蛇口から垂れる水がシンクの周りを
濡らすのを舐める、という変な水分の摂り方へ変わ
った。この洗面器の垂れ水を飲む習慣は、壮年期の
ミミが好んだことで、10年位前まで時々蛇口の水を
飲ませろと洗面器へ跳び上がっていた。
しかし最近10年は飲料水容器の水だけを飲んできた。
痙攣治療後になって、突然洗面器へ飛び上がり、水を
出せとせがんできた。水補給のためならまあいいや、
と気軽に蛇口をゆるめて垂れ水を飲ませたのがアダ
になり、以降、容器の水は一切口を付けないで、水を
飲みたいときは、洗面所のドアーの前で鳴き続ける、
人の手を煩わせる、という困った事態になった。
この20日間、ミミの要求に応じて、朝夕1回と日中
2回くらい、洗面所の蛇口を少し緩めてタラタラと水を
流す作業を続けている。
人には、呆けによる幼時返りというのがあるそうだ。
猫にもあるのだろうか。それにしてもつまらぬ習慣をお
もいだしてくれたものと老飼い主二人で嘆いている。

前回の治療後2週間を経た2月21日に、獣医に診て
もらった。
特段の異常はないとの診断である。
涙やよだれの漏出や、容器から水を飲まないのも歯
の異常(歯槽膿漏)が原因かもしれないが、歯槽膿漏
の完全治療は23歳のご高齢者(獣医の表現)には勧
めない、との見解である。
脈拍が少し早い、甲状腺の異常かも、など付けくわえ
られた。脈拍は、人間だって医者へ来れば早くなる。
すべては高齢猫がたどる通常の道であると、受け止
めた。
前回と同じ水補給と抗生物質の注射を受けて連れ
帰った。

ミミは二回の大雪を経てなお元気、今朝も洗面器で
蛇口の水を飲み、しばらく膝上でオリンピック放送を
見た後は、暖房マット上で眠る比較的穏やかな日を
過ごしている。

家内に教えられて吉本隆明先生の晩年の随筆「閉店
休業」を読んだ。先生が可愛がった猫、「フランシス子」
への、ネコかわいがりぶりが描かれている。
娘、ハルノ宵子さんから、フランシス子は隆明先生の
「愛人」と称されていたらしい。
友人の猫の話が出ている。友人が猫を捨てる相談をし
ていたら、その猫が、とても高い場所から飛び下りたの
で、友人は猫が身投げをしたと思ったというのである。
ミミの前で、ペット焼却料や遺骨処分の話をするのは
止めようと思っている。

(前回の痙攣報告に目を留められた幾人かの方から、
ミミへ「ガッツ!」や「がんばれ」の激励を頂戴しました。
ミミへも伝えておきました。この欄をかりてお礼を申し上
げます。)
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2月10日朝方、薄い雪があったがすぐに解けた。
「日本演芸若手研精会」(390回)を聞きに出かける。
市助「狸の札」、市助は「座間土曜昼寄席」の前座も務
めるが、前座噺を几帳面にしゃべり、まっとうな前座役を
果たしている。
金原亭龍馬「ざるや」、若手研精会は3月出演を最後に
メンバーから外れるという。真打の貫禄は足りないが、
真面目な精進が話に含みをもたせる時機をもたらすだろ
う、と期待する。
入船亭遊一「転失気」、噺に特別な趣向があったとはみ
えない。なぜこんな前座噺を出したのかわからない。
研精会らしい、積極的な取り組みが欲しい。
桂宮治「大工調べ」、どうしても大工道具を渡してくれな
い大家へ向かって、大工の棟梁が放つ啖呵を、宮治は
一気にまくしたてた。
啖呵は早口言葉ではないのだから、あんなスピードは
要らない。
疲れたのか、お裁きの場面に入らないで下りてしまった。
プロには落語を普通に喋るのが難しいのだろうか。
市楽「四段目」。自身が芝居好きらしく、声色も工夫して
いるようだ。
今は私を含めて観客側に芝居の素養がなくなり、せっ
かくの演者の工夫を酌む力がなくなっているのではと、
気になる。
入船亭小辰「お神酒徳利」、大ネタをさらりとやっての
けた。ほぼ50分、破たんのない素晴らしい口演だった。
若輩を感じさせない完成した舞台を見せられてしばらく
興奮が収まらなかった。

2月19日「日立寄席」
入船亭遊一「幾代餅」、淡々とすすむ幾代餅だった。
いくら今松師匠の前であっても、工夫を凝らした舞台が
あってもいいのでは、と観客側の勝手を要求する。
むかし家今松「二番煎じ」、日立寄席での口演は2009年
2月以来5年ぶりとなる。今松の「二番煎じ」が何故こん
なにいいのか、一度詮じて見たい。
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     湯島聖堂の梅花(雪にろうばい?)
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      ミミの歩いている姿を描いておく(2月11日)
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